ちょっと一息:海外駐在員コラム
アメリカ、ヨーロッパ、シンガポール、そして中国より現地での体験談や話題など様々な情報をお届けいたします。
アメリカ編
- 第4話 「アメリカ人と日本人−空港編」
- 2006/12/15
- AT&T アメリカ駐在員 君島 義郎
先日、日本に一時帰国した際に、国内線の飛行機に乗る機会がありました。そこで、ちょっとしたことに気がつきました。
まず、日本の国内線の搭乗開始時刻は、出発の15分前なのです。しかも、チェックインは出発時刻の15分前を目処に、搭乗口へは10分前を目処にという案内になっています。
日本にいらっしゃる方は何も不思議に思わないでしょうが、アメリカで国内線を良く利用する私にとっては、15分間で全員が搭乗できるのか、そして定刻通りに出発できるのか、心配になってしまいます。
そんな心配を他所にいざ搭乗してみると、数分の余裕を見て全員が着席しているではないですか。当然ですが、出発もしっかりと定刻通りでした。これには感心させられました。
アメリカの国内線の搭乗開始時刻は、出発の30分前です。また、チェックインの締め切り時間は、出発時刻の45分前です。このように、案内時間に余裕を持つことは良いことなのですが、それでも時間ギリギリに乗ってくる人もいますから、定刻通りに出発できるのは奇跡的なことです。
ここは誰もがイメージしているような、アメリカ人のマイペースなところが表れているのだと思います。
これだけを見ると、日本人の行動はなんて規則正しく効率が良いのだろう、アメリカ人の行動はなんてマイペースで効率が悪いのだろう、と思ってしまいます。
しかし、それについてもう一度考えさせられる現象が飛行機を降りる時に起こりました。
飛行機だけに限らず、電車でもバスでも同じなのですが、アメリカでは前の列から順番に降りるという暗黙の了解があります。準備をしたり、荷物を上のキャビネットから降ろしたりするのにモタモタしていても、その後ろの人は待っていてくれます。また、これを守ることが礼儀正しいとされています。
ところが日本では、シートベルト着用のサインが消えた瞬間、通路を小走りで出口に向かっていく人達で列ができ、席の順番はあまり重要ではなく並び始めます。準備ができていない人を待つ必要がないため効率的かもしれません。
ただ、見方によってはセッカチですし、通路に出かけていたときに小走りで来た人に押しのけられた時は、多少失礼ではないかと感じました。
効率的で、理にかなっている日本人の行動ですが、マイペースで有名なアメリカ人の礼儀正しさも時には思い出すことも必要だと思う今日この頃です。
ワンポイントイングリッシュの時間です。
Courtesy(カーテシー)とは何のことでしょう?ちなみに、マイペース(my+pace)という表現は英語にありませんので、アメリカ人と話すときには気をつけてください。
