ちょっと一息:海外駐在員コラム

アメリカ、ヨーロッパ、シンガポール、そして中国より現地での体験談や話題など様々な情報をお届けいたします。

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アメリカ編

第6話 「ターキーも買い物好き」
2007/12/5
AT&T アメリカ駐在員 君島 義郎

11月のアメリカと言えば、Thanksgiving(感謝祭)です。歴史の浅いアメリカにとっては数少ない歴史的記念日の一つです。

感謝祭のそもそもの起源は1621年、イギリスからアメリカに移住したピルグリムたちがアメリカで初めての収穫を神に感謝し、冬を越す知恵を授けてくれたネイティブアメリカンを招待して祝宴を催したことに由来しているそうです。

この感謝祭のちょうど一年前の1620年9月、ピルグリムたちを乗せたメイフラワー号はイギリスを出発し、2ヵ月間の苦しい航海の末にアメリカに到着します。しかし新天地で彼らを待っていたのは厳しい冬でした。満足に食べ物もなく、最初の冬を越す間に多くの仲間を失ってしまいました。

そんな彼らを救ってくれたのが先住民のネイティブアメリカンでした。彼らの知恵のお陰でピルグリムたちは次の冬を充分越せるだけの収穫を得ることができたのです。

ネイティブアメリカンに感謝を捧げるため、ピルグリムたちは彼らを招待して、3日間の祝宴を行いました。長いテーブルに七面鳥や野菜が並べられ、感謝の祈りが捧げられました。

この慣習が今日でも続いていてThanksgivingの日になると家族、親戚、友人が集まりテーブルを囲んで七面鳥を丸ごと焼いた料理を食べるのだそうです。

アメリカに住む人にとってThanksgiving料理外にThanksgivingの時に毎年楽しみにしている恒例行事があります。それはAfter Thanksgiving Saleと呼ばれるもので、Thanksgiving(11月の第4木曜日)の翌日から始まる年1回の大大的なセールイベントです。アメリカではセールイベントは頻繁にあるのですが、このセールイベントは1年中でも最も熱狂的なものとなっています。どこの店でも開催し、通常のセールイベントに比べると割引率が非常に高くなっています。

店によっては午前0時や午前4時・5時に開店し、その日の午前中限定のセール商品を出します。ただし、商品の数にも限りはありますので目玉商品は開店早々に売れ切れてしまいます。日本のお正月の福袋に似ているイベントかもしれません。

今年の我が家は、両親と共に朝6時前に起き、開店と同時に電気店で無事目当ての商品を手に入れることができましたが、レジの列が長く(店を1周していました)並び始めてから支払いが済むまで3時間かかってしまいました。店によっては駐車場に停めるのに1時間かかり、店の中に入るのに2時間かかり、店を出るのにまた1時間かかるところもあったそうです。

こんな大変な思いもしますが、年1回のイベントとして考えると家族と一緒にホリデーシーズンをこのように過ごすのもアメリカで生活する楽しみの一つであります。

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