ちょっと一息:海外駐在員コラム

アメリカ、ヨーロッパ、シンガポール、そして中国より現地での体験談や話題など様々な情報をお届けいたします。

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ヨーロッパ編

第1話 「欧州の新しい風」
2006/9/28
AT&T 英国駐在員 八文字(ヤツモンジ)ヤスオ

欧州へのご出張時に、現地法人とのコラボレーション時に、 皆様の多少のお役に立てますようにと願いつつ、昨今の欧州の話題や体験談をお伝え致します。

最近の欧州人の最大の関心事はなんと言っても、6月12日からポルトガルで始まったサッカーの欧州選手権、「Euro 2004」。

同じ欧州でのアテネ・オリンピックはその開催日が一ヶ月余りに迫っているのに、英国マスコミにその話題が一向に登場しないのとは好対照。

6月24日の英国・ポルトガルの試合の英国におけるテレビ視聴者が最高時で2600万人だった、との報道がありましたが、英国総人口6000万人を思えばほとんどの大人はテレビの前に釘つけだったことになり、その関心の大きさが分かります。

下馬評の高かった、フランス、イタリア、スペイン、イギリス、ドイツの毎度お馴染のサッカー大国が相次いで早い段階で敗れ去り、代わりにチェコ、ギリシャといった新興国の台頭が目立っています。

チェコはドイツ戦で主力選手を温存し控え組を先発させて勝利。

そしてギリシャは優勝候補筆頭のフランスを準準決勝で退けましたが、この二試合は欧州サッカー勢力図に吹き込む新しい風を感じさせる象徴的な出来事でした。

2004年の新しい風、それはまず5月に吹き始めました。

拡大EUのスタートです。これまでの15カ国に中・東欧など10カ国が加盟して25カ国体制になりましたが、人口で日本の約4倍、GDPでアメリカに肉薄する巨大経済圏の誕生です。この拡大EUスタートは新加盟各国の競争力確保のための投資環境整備合戦に発展しましたが、その手始めは法人税引き下げ。この影響は元々の西欧の加盟国へも波及して、自国の空洞化を恐れて幾つかの西欧の国々でも法人税減税を余儀なくされたそうです。(手前味噌ではございますが、 AT&Tと致しましてもこれらの中・東欧・ロシア地域で早い段階からネットワーク・サービスに本腰を入れておりまして、すでに10数余年の実績を積んでおります。)

先日の欧州議会では欧州憲法が採択されましが、これによって新しい欧州の”顔”となるEU大統領が誕生することになります。

2004年、欧州統合は新しい段階に入りました。「欧州の平和とは数え切れない戦争の合間だけだった」、 との言い方があります。「戦争の恨みの昇華法」と私は見ますが、相手の国を笑い飛ばす大人のユーモアが当地には沢山あり、このコラムではその一つをご紹介いたします。

題して「完全無欠な欧州人とは?。」

例えば!!! The perfect European should be famous as a Luxembourger (完全無欠な欧州人とはルクセンブルグ人のように有名人であること!!現実は逆で、そんなちっぽけな国なんか誰も知らないよ、有名なんてあり得ない、と揶揄している。)

次号から一カ国ずつご紹介致します。

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