ちょっと一息:海外駐在員コラム

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シンガポール編

第4話 「サザンクロス(南十字星)の独り言−ベトナム・統計と新法−」
2006/9/1
AT&T シンガポール駐在員 蛭間

シンガポールの名前はマレー語のシンガ(ライオン)プーラ(島)から来ています。

その昔、マレーの王子がこの島のそばを船で通った時に見た猛獣をライオンと思ったところから、その名前がついたといわれていますが、実際に見たものはトラだったのではないかと言われています。有名なマーライオンはそのシンガ(ライオン)のイメージから作られた伝説の生き物だそうです。

皆さん、こんにちは、シンガポールの蛭間です。これからシンガポールや東南アジアの話題を「サザンクロス(南十字星)の独り言」として折りを見てご紹介していきたいと思います。

下記のURLはベトナムに関する記事が掲載されている、ベトナム情報サイト「VIET JOベトナムニュース」です。http://viet-jo.com/ 前回についで今回もベトナムの話題です。VIET JOベトナムニュースの記事から、いかにベトナムがホットなのか、読み取る事が出来るのではないかと思いそのいくつかをご紹介します。

『世界生活費ランキング:ハノイとホーチミンがトップ50入り』
マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティングが2005年3月〜2006年3月までの住宅事情、交通、医療、食品など200以上の品目、サービスの価格を調査、比較し評価した「世界主要都市生活費ランキング」によると、ハノイは33位(前年比17位アップ)、ホーチミン市は37位(同19位アップ)となった。

『電話加入件数増加率世界トップ』
国際電気通信連合(ITU)の統計によると、2000-2005年のベトナムにおける固定電話の加入契約件数の増加率は44%で、世界一高い水準となった。平均増加率は、アジアで11.9%、世界全体では5.3%となっている。また携帯電話についても、契約件数の年平均増加率は62.7%で他のアジア各国より高く(フィリピン:38.4%、中国:35.8%、マレーシア:30.7%など)、アジア平均を大幅に上回った。

『インターネット利用者数 1280万人に』
6月末現在、全国のインターネット接続契約数は、前の月より17万件増加して370万件に達し、インターネット利用者数は1280万人を超えた。いまや全国に普及したADSL市場では、最大手のベトナム郵政通信総公社(VNPT)と、FPT社および国防省系ベトテル社(VIETTEL)の上位3社が、98%のシェアを占めている。

昨年から今年にかけて以上のような記事が次々と発表されています。急速に技術やインフラの近代化が進んでいる一方で、その急激な進歩の影に隠れた深刻な社会事情も見て取る事もできます。

『メコンデルタ:貧富の差拡大、貧困層「日収30円」』
西南部指導委員会がまとめた最新のデータによると、メコンデルタ地域の都市部と農村部との収入格差が近年拡大している。一人当たりの平均月収は、都市部の最高収入層で132万ドン(約9500円)以上であるのに対し、農村部の最低収入層では15万8000ドン(約1100円)とその格差は8.35倍にまで拡大している(2002年は8.2倍)。また、最貧困家庭の一日の収入は一人当たり4000〜6000ドン(約30〜40円)というデータもある。

『若年大国ベトナム、未成年者の性問題が課題』
10日、ハノイで行われた国連人口基金とベトナム教育訓練省がかねてから進めてきた家族計画の普及、未成年者への教育、保健プロジェクトの総括で、未成年者同士の結婚、思春期の望まない妊娠、出産、性交渉の低年齢化、人工中絶等の問題をいかに減らしていくかが緊急かつ重大な課題であると報告された。

『HIV感染者、毎年3万9千人増加』
先週末ハノイで、国連エイズ合同計画ベトナム支部(UN AIDS Viet Nam)が、米国戦略国際問題研究所(CSIS)の専門家チームがまとめた、ベトナムにおけるHIV/AIDS問題の現状を発表した。 これによれば、2006年初めにおける、ベトナムのHIV感染者は、麻薬常習者、風俗営業女性、男性同性愛者の3グループにある程度限られ、大流行の段階には至っていないが、毎年約3万9000人が新たに感染し、感染者総数は30万人に上ると推定される。

このように、近代化を遂げる事はASEAN各国の願いではありますが、急速な海外文化の流入によって、その流れに押し流されて行く人々が出てしまうことをASEAN各国は考慮する必要があるわけですが、その近代化を計ろうとする国でビジネスをさせてもらおうとする先進国の私たちも十分その辺を理解しておく必要が有るのではと、一人思いにふけるサザンクロスでした。

追伸:漢方薬の熊の胆は大変有名ですよね。アジアらしい話題の記事を紹介して筆を置きたいと思います。

『熊の胆汁売買を禁止』
農業農村開発省はこのほど、熊の飼育・管理に関する規制を公布した。それによると熊の飼育には管理書類と電子チップの埋め込みが必要で、これを満たさない熊は没収の対象となる。また今回の規制では、肝臓病などに効果があるとされ、滋養強壮剤として酒などにまぜて摂取される熊の胆汁やからだの一部を採取・摘出し売買することも禁止された。 熊を飼育する目的のほとんどは胆汁を定期的に採取するためで、熊はストレスの溜まる残酷な環境で飼育されている。このためこれまで飼い主が熊にかみ殺される事件が多数報告されている。今回の決定はこうした動物虐待を厳しく制限する目的がある。

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